Q:大人になってから一番楽しかったことは? A:読書会

サービス開始前配信(1/3)
彗星ブッククラブ 2023.10.29
誰でも

皆さんこんにちは、森 大那です。

私の経営する合同会社彗星通商は、

新サービス『彗星ブッククラブ』を2023年11月1日に開始します。

このニュースレターでは、以下の2種類の情報をまとめていきます。

  • サブスクサービス『彗星ブッククラブ』の最新情報
    本の著者インタビュー動画情報、読書会レポート、ウェブサイトアップデートのお知らせ

  • YouTube&Twitterで配信している話題
    それぞれのアカウントで発信した内容のまとめと補足

本から刺激されるクリエイターから、隙間時間に読書を楽しむ本好きまで、

読書を愛する人にはきっと参考になるはずです。

目次

  • 一行まとめ

  • 利用ガイド

  • メンテナンス情報(本日無し)

  • インタビュー情報

  • 読書会情報

  • YouTube&Twitterまとめ

一行まとめ

Q:大人になってから一番楽しかったことは? A:読書会
(詳細は後ほど)

利用ガイド

彗星ブッククラブでは、サイト内で販売する書籍の著者に、インタビューをおこない、映像で配信します。

もちろん、全ての本の著者に必ずインタビューができるわけではありませんが、ご都合のつく著者の皆さんには、作品の裏側や、出版までの経緯、本篇に書ききれなかったことなど、
本を読んだだけでは分からないクリエイティブな側面をお聞きしています。

著者インタビューを撮影したいと考えたのは、もともと、

映画にはメイキング映像、ミュージシャンにはドキュメンタリー映画があるのに、
どうして小説や詩のメイキング映像、本の制作過程を追うドキュメンタリー映像はこんなにも少ないのか?

と不満に思っていたからでした。

小説家や詩人を撮影したドキュメンター映画なら、それでも少数とはいえ、これまでに前例があります。

しかし、本1冊1冊についてはどうか。

途方もない労力と費用を割いて書籍が作られているのだから、読者からは見えない裏側を追えば、
著者や編集者の情熱を記録できるだけでなく、
芸術家たち、クリエイターたちのインスピレーションにもなるはずだ。

それを含めて、読書ができたなら……
その読書は、豪華な読書体験になる。

これは、今まで私が「彗星読書倶楽部」の名義でインタビューをおこなってきたからこそ、生まれた着想でした。
「豪華な読書体験」は、私自身がしてきたことだったのです。

その一例は、2021年にお会いし、2022年に映像を発表した、
詩人・吉増剛造さんへのインタビュー。

2022年初頭、インタビュー動画を2篇発表した。

2022年初頭、インタビュー動画を2篇発表した。

2021年、吉増さんは、講談社現代新書から新書『詩とは何か』、思潮社から詩集『Voix』の2冊を刊行し、その動向が注目されていました。

私は以前から彼の活動を追っており、2019年にも一度インタビューをしていますが、
どうしてもこの2冊について、それぞれ1時間ほどの時間を割いて訊ねたいことがあり、インタビュー映像を撮影し、誰でも見られるようにしたいと考えたのでした。

彗星ブッククラブでは、第1回配本=11月の「今月の5冊」の著者に、インタビューを依頼。
以下の方々にご協力いただきました。

インタビュー情報

2023年11月に公開するインタビュー映像は、以下の4名の著者です。

  • 皆川博子

  • 小田雅久仁

  • 児玉千尋(編集)

  • 正木香子

各インタビュー映像の濃密な内容については、明日のニュースレターで詳しくお伝えします。

読書会情報

彗星ブッククラブでは、毎月月末、Zoomを使ったオンライン読書会を開催します。
「今月の5冊」それぞれについて、ユーザー同士で語り合う読書会です。

各5冊の詳細ページに、その本の読書会の開催日時が掲載されています。

ユーザーは、そこに予約をすることで、それぞれの読書会に参加できます。
予約後は画面にZoomリンクが表示されるので、
当日その時間にリンクを押していただければ、読書会に参加できるという仕組みです。

とはいえ、「読書会で何を話せばいいのか?」と迷うユーザーもたくさんいることでしょう。

読書会の「中身」については、明日・明後日のニュースレターで詳しく掘り下げていきます。

YouTube&Twitterまとめ

彗星読書倶楽部という名義で活動を始めてから、5年が経過しています。

今年の初めまではオンライン・オフラインでの単発の読書会をしてきましたが、
現在では、『彗星読書倶楽部 クラブメンバーシップ』のDiscordで、有料メンバー同士での読書会を行なっています。

以下は、メンバーシップのメンバーから頂いた感想です。

「彗星さんの読書会は、大人になってから出会ったものの中で一番面白いと思ったもの」という感想は、私があの世に行っても自慢にする勲章です。
5年前、そういうものを、作りたいと思った。
それを待っている人、受け取ってくれる人がいた。
https://x.com/suiseibookclub/status/1718568684262998036?s=20

私の主催する読書会が、なぜそれほど高く評価してもらえるのか。
その理由はたくさんあります。

今回は、「理由」ではなく、「経緯」についてお伝えします。

「彗星読書倶楽部」というウェブサイトを作ったのは、私が早稲田大学を卒業し、勤め始めた頃。
それまで読書家の友人が周りに大勢いて、文化的な環境に浸っていた分、社会人になってからの恐ろしいほどのつまらなさは、許し難いものでした。

その頃、毎日のように思い出していたのは、
私が所属していた、小説家・堀江敏幸のゼミ。
そのゼミでは、金曜日の夕方にゼミ仲間が集まり、自分たちで執筆した小説や、教授から指定されて読んだ文章について、語り合います。
大学のひとコマは90分。それが2コマ。つまり、180分=3時間、作品について、意見を出し合うのです。

誰にでも言えそうな感想は、最初の1人〜2人で出尽くしてしまいます。
時間にすれば、7〜8分でしょうか。
つまり、その後の約170分は、それ以外の意見を語らねばならなくなります。

すると、自然に、作品を読んで思い出したことや、他の作品との比較、一見関係のない思いつき、などを語っていくことになります。
もうこれ以上は語ることなどないのでは? と思うほどに、無理矢理にでもアイディアを捻り出します。

すると、ゼミ生たちの中に残るのは、
作者も想定していなかったほどクリエイティブなアイディアの数々なのです。

これが、堀江教授の狙いです。
本の読み方は、ひとつではない。
何かに照らし合わせて「正しさ」を語れたとしても、別の何かを基準にすれば、別の「正しさ」が現れる。

本を愛する者にとって、この空間の、この体験の楽しさは、他に比べられるものがありません。

堀江ゼミの楽しさを、社会人のために、自分の手で再現できないだろうか?
これが、「彗星読書倶楽部」という名義を作り、この名前のウェブサイトを作った経緯でした。

そして今、「彗星読書倶楽部」は、彗星ブッククラブという名前で、生まれ変わろうとしています。
経済産業省のものづくり補助金を受け、これまでにないシステムを構築している最中です。
そこで実現できる体験とは、私が堀江ゼミで体験したものを、よりアップグレードし、オンラインでより多くの人に楽しんでもらえる、読書体験となります。
それを私は、【オールインワンの読書体験】と呼んでいます


本日のニュースレターはここまで

彗星ブッククラブが公開される11月1日まで、本日・明日・明後日と連続で配信します。

この連続配信では、いわば「サービスの前日譚」をお話しします。

通常配信は、毎週火曜日21時配信。
通常配信の初回は、11月7日21時です。

インタビューの内容の最速公開、彗星ブッククラブ内での読書会レポート、
そして一般的な読書会の情報も配信していきます。

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